相続や新型コロナに係る特例措置をテーマに夏期税講習会を開催
 
 
道農業青色申告会は8月18日、札幌市の北海道自治労会館で夏期税講習会を開催しました。なお、開催にあたり新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今回は募集人数を制限し、隣席との距離を設け、マスクの着用・手指消毒・検温といった対策を実施した上で、全道から農業者や実務担当者ら約70名が参加しました。開会にあたり、中原会長は「今年は新型コロナによって、あらゆる面で影響が出ており、各省庁が様々な対策を打っているが、一方で税務の申告が複雑化するという側面もある。また、農業業界でも高齢化が進み、贈与や相続、経営継承といった税の取扱いも重要となっているため、本日の講習会で理解を深め、地域に帰って学んだ内容を伝えて欲しい」と挨拶しました。
 講習会では、第1部で道税理士会業務対策部副部長の森下浩税理士が「今から知っておきたい相続の基礎」と題し、相続や贈与に係る税の基礎的な内容や円滑な経営継承に向けたポイント、留意点などを説明しました。第2部では、札幌国税局課税第一部個人課税課の松尾光恭記帳指導専門官が「新型コロナ対策に係る税制措置等の情報提供」として、新型コロナによる税申告等の特例措置を重点に説明したほか、適格請求書等保存方式(インボイス制度)などについて説明しました。

▼主催者を代表して挨拶する中原会長 ▼相続等に向けた具体的実務について説明する森下税理士
   
 
▼新型コロナの特例措置等について説明する松尾記帳指導専門官 ▼講習会中の様子
   


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