農業者におけるインボイスへの対応や税制改正などをテーマに
夏期税講習会を開催
 
 
道農業青色申告会は8月23日、札幌市のかでる2、7で夏期税講習会を開催し、全道から農業者や実務担当者ら約80名が参加しました。開会にあたり、中原会長は「コロナ禍による農畜産物の需要減退が続くなか、今年はロシアのウクライナ侵攻や円安などで、農業生産に欠かせない燃油や肥料、飼料などの資材が軒並み高騰しており、生産現場では今後の営農に大きな不安を抱えている。こうしたもとで、来年10月からはインボイス制度が導入されるが、現場で混乱している部分もあると聞いており、本日の講習会で理解を深めて欲しい」と挨拶しました。
 講習会では、第1部で道税理士会業務対策部副部長の松川武史税理士が「インボイス制度の円滑な導入に向けた農業の実務対応」と題し、インボイス導入に係る農業者の注意点や例外規定などについて説明しました。第2部では、札幌国税局課税第一部個人課税課の田中希記帳指導専門官が「2022年度税制改正における留意点等」として、適正な記帳を行わない納税者・法人等への対応や、改正電子帳簿保存法などについて説明しました。

▼主催者を代表して挨拶する中原会長 ▼会場の様子
 
農業者におけるインボイスへの対応を説明する松川税理士 ▼2022年度税制改正等について説明する田中記帳指導専門官


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