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食と農、地域を守る
全道農民総決起集会に1000名が集結
 道農連(西原正行委員長)は7月11日、札幌市中島公園で全道農民総決起集会を開催した。全道各地区から約1,000名が集結し、生産現場の視点に立った国際貿易交渉と真の農政改革実現を訴えた。
 開会にあたり、西原委員長より「現政権は官邸主導で農業改革を行い、今国会で農家が望んでいない農業関連法案を次々と可決させた。農業を取り巻く環境が厳しさを増す中、私たち農民連盟は今こそ立ち上がり、強引な農業改革に”No”を突き付け、競い合う競争の農業から、共に支え合う共創の農業へ舵を切り、安全・安心な食料を供給できる農政改革の実現に向け、共に頑張ろう」と主催者を代表して挨拶した。
 続いて、7月6日にEU(欧州連合)とのEPA(経済連携協定)が大枠合意したことから、「農業を犠牲にした日EU・EPAの大枠合意撤回を求める緊急決議」を提案し採択。そして、「食糧主権、多様な農業の共存を求める国際貿易交渉に関する決議」、「北海道農業・農村の持続的な発展と真の農政改革の実現を求める決議」の2本を提案し、満場一致で採択した。
 集会終了後には、中島公園から大通公園まで「農業つぶしの改革反対!」、「家族農業を切り捨てるな!」、「日本の食糧を守れ!」などシュプレヒコールを挙げ、デモ行進した。また、大通公園周辺で道行く人々に、道産の農畜産物の安全・安心を脅かす更なる市場開放に反対することへの理解を求めてミニトマト500袋を無料配布した。
 なお、集会では参加者に対して、先日より九州北部を襲っている豪雨災害の義援金を呼びかけ、総額72,533円が集まった。
 
【決議採択文】
   〇農業を犠牲にした日EU・EPAの「大枠合意」撤回を求める緊急決議
   〇食糧主権、多様な農業の共存を求める国際貿易交渉に関する決議
   〇北海道農業・農村の持続的な発展と真の農政改革の実現を求める決議



    集会中の様子            集会中の様子          ガンバロウ唱和

 
     主催者挨拶する西原委員長                決議を提案する遠藤副委員長

 
   決議を提案する大久保副委員長              司会を務めた中原書記長

【集会に駆け付けた国会議員】

   渡辺孝一衆議院議員        徳永エリ参議院議員       畠山和也衆議院議員

【デモ行進の様子】




【大通公園で農産物配布の様子】
 
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