農水省に日EU・EPA大枠合意の撤回を要請
~西原道農連委員長を先頭に地区代表9名で齋藤副大臣に訴える~ |
道農連は7月20日、西原正行道農連委員長を先頭に各地区代表計9名で、農林水産省を訪れ、齋藤健副大臣に日EU・EPAの大枠合意の撤回を要請した。7月11日に開催した全道農民総決起集会の緊急決議に基づき実施したもの。
要請では、チーズをはじめとする乳製品、豚肉、小麦製品など北海道農業の重要品目が大幅に市場開放され、北海道及び国内農業に大きな影響を及ぼすと指摘。十分な情報開示を行わず、合意ありきで農業への影響分析すら行わない政府の姿勢に生産現場は強い憤りと不満を抱いていると大枠合意の撤回・見直しを求めた。
これに対し齋藤副大臣は、「今から撤回はできない」とした上で、「農業が国民の食を支える重要産業だという思いは同じだ。これから実施する国内対策や輸出など攻めに転じる農業の実現が必要だ。北海道のポテンシャルなら実現が可能だと考えている。ただ、不安に感じる気持ちも理解できる。交渉内容の説明や意見交換もしっかり行っていく」と述べた。
〇農業を犠牲にした日EU・EPA「大枠合意」の撤回を求める要請書
【齋藤副大臣への要請の様子】
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