北海道農民連盟第46回定期総会を開催
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道農連は2月13日~14日、札幌サンプラザにて第46回定期総会を開催し、全道・地区市町村組織の代議員ら約170名が参加した。総会では、5本のスローガンを確認するとともに、2018年度活動報告及び収支決算、2019年度運動方針及び予算案が満場の拍手で了承された。
2019年度の運動方針では、『食糧主権を損なう貿易交渉を阻止し、生産現場置き去りの農政改悪からの脱却と持続可能な農業・農村社会を取り戻す運動』を掲げ、重点課題として、①国際貿易交渉に対する運動の強化、②「真の農政改革」政策提言の実現運動の推進、③生産現場置き去りの官邸主導の農政からの脱却、④生産者の声が反映される政策実現に向けた農民政治力の結集の4本を上げ、運動を展開していくことを提起した。
また、執行部から「農業・農村の崩壊につながる日米貿易協定交渉等に断固反対する特別決議」が提案され、満場の拍手で採択された。
なお、役員改選では、西原正行委員長をはじめ、全役員が再任された。
【スローガン】
1.農業・農村の崩壊につながる日米貿易協定交渉に断固反対し、食糧主権を損なうTPP/EPA協定に対峙しよう
1.官邸主導による現場置き去り農政改悪・農協改革を断固阻止し、持続可能な家族農業・農村社会を守り育てよう
1.自給率向上など食料安全保障の国家責務を明確にし、安全・安心な国内農産物の安定供給の役割を共に果たそう
1.次世代へ繋ぐ役割と国民合意の運動を強化し、生産者の声が反映される政策実現に向け農民政治力を結集しよう
1.農業者が将来にわたって安心して営農できる、中長期的な視点に立った政策提言「真の農政改革」を実現しよう
【2019年度役員体制】
・委員長:西原 正行(十勝・再) ・会計監査:井田 和明(天北・再)
・副委員長:大久保 明義(空知・再) ・会計監査:平澤 等(道南・再)
・副委員長:佐藤 正光(北見・再) ・会計監査:三条 聡(後志・再)
・書記長:中原 浩一(上川・再)
〇「農業・農村の崩壊をつながる日米貿易協定交渉等に断固反対する特別決議」
〇総会宣言
〇2019年度運動方針
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西原委員長の開会挨拶 スローガンを確認する佐藤副委員長 議長を務めた酒井氏(左)、笹木氏(右)
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経過報告などを行う中原書記長 三井役員選考委員長による報告 2019年度の新役員
(右から西原、大久保、佐藤、中原、井田、三条)
佐藤運営委員長による総会宣言 閉会挨拶する大久保副委員長 団結がんばろう
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多くの来賓が参加 全道から代議員ら約170名が参加 |
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