日米貿易協定交渉等断固反対全道農民集会を開催
―東大鈴木教授が基調報告、盟友350名が結集―
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道農連は3月18日、札幌市の北海道自治労会館で「日米貿易協定交渉等に断固反対する全道農民集会」を開催した。集会には、全道各地区・市町村組織の盟友ら約350名が参加し、国際貿易交渉の脅威など再確認するとともに、四月にも第1回会合が開かれようとしている日米貿易協定交渉等に断固反対する農業者の意志結集を図った。
開会にあたり、主催者を代表して西原委員長は「農業者はすでにTPPなどで既に大幅な関税削減を受け入れており、これ以上日本の農業が犠牲になる交渉には断固反対する。農業が弱体化しないよう、皆さんとともに声を政府に届け、多くの人々に思いを届けるため、ともに頑張りましょう」と挨拶した。
その後、東京大学大学院農学生命科学研究科の鈴木宣弘教授より「TPP11及び日EU・EPA協定発効の影響と日米貿易協定交渉の脅威」と題して基調報告が行われた。
続いて、生産者からの意見表明が行われ、水田農家の斎藤功幸氏(空知農民連合副委員長)、畑作農家の吉川英昭氏(後志地区農民連盟副委員長)、酪農家の横田光彰氏(釧根地区農民連盟委員長)の3名が一致団結して政府や消費者に農食や農業の大切さを訴えていく決意などを示した。
さらに、『農業者の未来を奪う、日米貿易協定交渉等に断固反対する決議』が満場一致で採択された。 なお、集会決議を踏まえ、3月25日~26日には吉川農林水産大臣や農水省担当課らに要請行動を行った。
〇農業者の未来を奪う、日米貿易協定交渉等に断固反対する決議
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司会の中原道農連書記長 主催者挨拶する西原道農連員長 基調報告する鈴木教授
【意見表明者の3名】
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斎藤空知農連副委員長 吉川後志農連副委員長 横田釧根農連委員長
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決議を提案する大久保道農連副委員長 小島北見農連青年部委員長による 約350名が集まった会場の様子
ガンバロー三唱 |
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