第47回定期総会を開催

  道農連は2月13日~14日、札幌サンプラザにて第47回定期総会を開催し、全道・地区市町村組織の代議員ら約170名が参加した。総会では、4本のスローガンを確認するとともに、2019年度活動報告及び収支決算、2020年度運動方針及び予算案が満場の拍手で了承された。
  2020年度の運動方針では、運動目標を「次々と発効される国際貿易協定に対峙し、持続可能な農業・農村社会を実現するため、市場原理主義農政からの脱却を図る運動」と掲げ、重点課題として、①適正な国境措置の確保と国際貿易交渉対策の強化、②「真の農政改革」政策提言の実現運動の推進、③官邸主導農政からの脱却、生産現場の視点に立った農政への転換、④生産者の声が反映される政策実現に向けた農民政治力の結集をの4本を柱に、運動展開することを提起した。

  また、執行部から「日米貿易協定などの更なる市場開放に断固反対し、持続可能な農業及び基本農政の確立を求める特別決議」が上程され、満場の拍手で採択された。さらに、空知農民連合より「国際貿易協定に対する万全な国内対策の強化と、『真の農政改革』実現を求める動議」が発議され、採択された。
  なお、役員改選では、西原正行委員長、大久保明義副委員長、中原浩一書記長、井田和明会計監査、三条聡会計監査は再任された。佐藤正光副委員長、平澤等会計監査は退任し、新たに増田俊司氏が副委員長、手塚昌宏氏が会計監査に就任した。

【総会スローガン】
一.次々と発効される国際貿易協定に対峙し、国内農業への影響や食の安全性などの諸問題解決に向け運動を強化しよう
一.農業者不在の農政改悪を阻止し、「食料・農業・農村基本法」本来の基本理念実現を図る具体的施策運動を展開しよう
一.食料安全保障に対する国家責務を明確にさせ、自然災害の対策強化と安全・安心な国内農畜産物の安定供給を図ろう
一.「真の農政改革」政策提言の実現に向け、組織強化と次世代・国民へ合意運動を推進し安心して営農できる礎を築こう

【2020年度役員体制】
・委員長:西原 正行(十勝・再)         ・会計監査:井田 和明(天北・再)
・副委員長:大久保 明義(空知・再)     ・会計監査:三条 聡(後志・再)
・副委員長:増田 俊司(北見・新)       ・会計監査:手塚 昌宏(道南・新)
・書記長:中原 浩一(上川・再)

 〇「日米貿易協定などの更なる市場開放に断固反対し、持続可能な農業及び基本農政確立を求める特別決議」
 〇「国際貿易協定に対する万全な国内対策の強化と、『真の農政改革』実現を求める動議」
 〇総会宣言
 〇2020年度運動方針

  
主催者を代表して西原委員長の挨拶          綱領宣唱          議長の吉田氏(左)、近藤氏(右)

  
運動方針などを提案する中原書記長  笹木委員長(空知)から動議の上程  酒井役員選考委員長からの役員提案

  
      2020年度の役員       出嶋運営委員長による総会宣言提案  大久保副委員長からの閉会挨拶

   
    団結がんばろう唱和              多くの来賓が参加              会場の様子    
      
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