第48回定期総会を開催
 道農連は2月16日、札幌市の共済ホールにて第48回定期総会を開催し、全道・地区市町村組織の代議員ら約70名が参加した。総会では、4本のスローガンを確認するとともに、2020年度活動報告及び収支決算、2021年度運動方針及び予算案が満場の拍手で了承された。
 2021年度の運動方針では、運動目標を「農業情勢に対応した対策を求め、新自由主義農政からの脱却を図り、持続可能な農業・農村社会の実現を目指す運動」と掲げ、重点課題として、①コロナ禍における対策強化、②適正な国境措置の確保と国際貿易交渉対策の強化、③「真の農政改革」政策提言の実現運動の推進、④新自由主義農政からの脱却、生産現場の視点に立った農政の確立、⑤生産者の声が反映される政策実現に向けた農民政治力の結集の5本を柱に、運動展開することを提起した。

 また、執行部から「農畜産物の更なる市場開放の反対と農業・農村政策の確立を求める特別決議」が上程され、満場の拍手で採択された。
 なお、役員改選では、西原正行委員長が退任し、新委員長に大久保明義氏が就任した。また、出嶋辰三氏が新副委員長に就任し、増田俊司副委員長、中原浩一書記長は再任された。

【総会スローガン】
一.次々と発効される大型貿易協定の影響を検証し、国内対策の充実・強化を求め、農業を犠牲にした交渉には断固反対の姿勢を貫こう
一.新自由主義による規制緩和政策に対峙し、農業者が安心して営農できる経営安定対策の確立を目指す、現場主義農政を取り戻そう
一.新たな基本計画のもと、持続可能な家族農業や実効性ある地域政策を求め、中長期的な政策提言「真の農政改革」を実現しよう
一.次世代へ繋ぐ役割と国民合意運動を強化し、国内農産物の重要性と安定供給が図られる、農業政策確立に向け農民政治力を結集しよう

【2021年度役員体制】
・委員長:大久保 明義(空知・新) ・会計監査:井田 和明(天北・再)
・副委員長:増田 俊司(北見・再) ・会計監査:三条 聡(後志・再)
・副委員長:出嶋 辰三(十勝・新) ・会計監査:手塚 昌宏(道南・再)
・書記長:中原 浩一(上川・再)


〇「農畜産物の更なる市場開放の反対と農業・農村政策の確立を求める特別決議」
〇総会宣言
〇2021年度運動方針


【主催者を代表して西原委員長の挨拶】   【綱領宣唱】
 
 
【議長の竹迫氏(左)、遠藤氏(右)】   【運動方針等を説明する中原書記長】
 
 
【2021年度の役員】   【吉田運営委員長による総会宣言提案】
 
 
【増田副委員長から閉会挨拶】   【団結がんばろう唱和】
 
 




  
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