食料安全保障等を考える学習会・緊急集会を開催
 道農連は3月30日、札幌市の第二水産ビルにて「食料安全保障と基本法見直しを考える学習会」を開催し、全道の地区市町村組織の役職員ら約300名が参加した。学習会では、東京大学大学院農学生命科学研究科の鈴木宣弘教授を講師に招き、「食料安全保障の強化と食料・農業・農村基本法の見直し」と題した講演を行った。
 また、学習会終了後には、コロナ禍やウクライナ情勢等による生産資材価格の高騰などで営農継続が危機的状況にあることから、「農業経営の存続と持続可能な食料安全保障政策等を求める緊急全道農民集会」を開催。大久保明義委員長の主催者挨拶後、米・畑作農家の山口浩幸氏(空知農連書記長)と酪農家の井下清氏(豊頃町農政協副委員長)から意見表明を行い、出嶋辰三副委員長より「経営存続に向けた農業政策の確立と食料安全保障の強化を求める緊急決議」を提案し満場の拍手で採択され、梅田俊則副委員長による団結ガンバロウで意思統一を図った。
 なお、集会後に道産農畜産物の消費拡大への理解を求め、札幌駅前通りにて三役・各地区代表で道産白物三品(米・砂糖・牛乳)を街行く市民に配布した。

 ○経営存続に向けた農業政策の確立と食料安全保障の強化を求める緊急決議


【主催者を代表して挨拶する大久保委員長】 【食料安保等について講演する鈴木氏】


【米・畑作農家を代表して意見表明する山口氏】 【酪農家を代表して意見表明する井下氏】


【緊急決議を提案する出嶋副委員長】 【梅田副委員長による団結ガンバロウ】

【会場の様子】 【農畜産物(米・砂糖・牛乳)を配布する役員ら】


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